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中期経営計画(17-19)

基本方針「強い会社」に 代表取締役社長 多田野 宏一

2016年度で終了した「中期経営計画(14-16)」の振り返りをお願いします。

中期経営計画(14-16)
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「中期経営計画(14-16)」は、建設用クレーンの海外需要が2012年をピークに減少する中、いかなる外部環境にあろうとも、「利益を出す」「人を育てる」ことを毎期継続することができる「『強い会社』に」を基本方針とし、「更なるグローバル化」「耐性アップ」「競争力強化」を重点テーマとして、スタートしました。
 グループ一体となって、7つの戦略(基幹市場の拡充と戦略市場の拡大・No.1商品の提供とラインナップの充実・グローバル&フレキシブルものづくりへの取り組み・感動品質、感動サービスの提供・ライフサイクル価値の向上・収益力のレベルアップ・グループ&グローバル経営基盤の強化)に取り組み、シェアアップ・高付加価値商品の拡販等により業績向上を図って参りました。その結果、2014年度と2015年度は2年連続で過去最高の売上高と営業利益を更新し、ROS(売上高営業利益率)は14.4%・14.8%、ROA(総資産営業利益率)は13.9%・13.5%と高水準で推移しました。しかしながら、当社は未だ「強い会社」への途上にあり、最終年度は需要の更なる減少の影響により、ROS10.3%、ROA7.9%への低下を余儀なくされました。

※ROS(売上高営業利益率)=当期の営業利益/当期の売上高
 ROA(総資産営業利益率)=当期の営業利益/前期末と当期末の総資産の平均

事業の全体像のポイントは?

当社グループは、「事業目的:経営理念(創造・奉仕・協力)の実現」、「ビジョン:世界に、そして未来に誇れる企業を目指して」、「コアバリュー:安全第一・品質第二・効率第三」を掲げております。これらは、外部環境がどう変化しようとも変わることのない、不変の理念・価値観です。
 また、長期的に追い求める目標・方針として、事業領域をLEと定め、「LE世界No.1」・「海外売上比率80%」・「安定的高収益企業(平時の営業利益率20%)」の3つの長期目標と、4つの重要方針(安全衛生方針・品質方針・環境方針・技術方針)を定めております。世界の人口動態を考えれば、LE業界は長期的には成長産業であり、今後のポテンシャルは高いと考えております。

※LE:Lifting Equipment=(移動機能付)抗重力・空間作業機械
 「中期経営計画(08-10)」で、当社グループは事業領域をLEと定めました。

事業の全体像のポイントは?
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「中期経営計画(17-19)」の位置付けは?

「中期経営計画(17-19)」の位置付けは?
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長期的な成長を目指すべく、長期目標に向けた中間目標として2022年度に売上高3,000億円(日本1,000億円、海外2,000億円)、営業利益500億円の数値目標を設定しました。中間目標達成のため、「中期経営計画(17-19)」は今後3年間で取り組むべきことを策定しました。
 当社グループでは、「中期経営計画(17-19)」の位置付けを「LE世界No.1に向けた足固め」の期間と捉えております。また、「市場:需要・為替(=青い矢印)」というコントロールできない環境の中で、事業に対する「自助努力(=赤い矢印)」に集中し、これに「投資(=黄色い矢印)」の成果を加えたものが、「業績(=黒い矢印)」と位置付けております。「強い会社」になるために「赤い矢印」に集中することを基本方針としたものです。

今回の中期経営計画の基本方針は?

今回の中期経営計画の基本方針は?
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基本方針は、いかなる外部環境にあろうとも、「利益を出す」・「人を育て続ける」を毎期継続することができる「『強い会社』に(赤い矢印に集中)」としました。
 重点テーマは、「更なるグローバル化(ONE TADANO , Wide & Deep)」、「耐性アップ(6つの鍵)」、「競争力強化(四拍子そろったメーカー)」としました。
 基本方針も重点テーマも、「中期経営計画(14-16)」を踏襲しておりますが、更に深化した内容になっています。

「競争力強化(四拍子そろったメーカー)」とは?

「競争力強化(四拍子そろったメーカー)」とは?
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競争とは相対的なものであり、他のメーカーよりも付加価値の高い商品・サービスを提供し、顧客に選ばれる・選ばれ続けるメーカーになる必要があります。四拍子そろったメーカーすなわち、「①商品力」・「②製品品質」・「③部品を含めたサービス力」・「④中古車価値」の4つが高いレベルでバランス良く整った状態となることによって、顧客から見た商品価値を最大限に高めたいと考えています。
 特に、製品品質とサービス力は当社グループのコアコンピタンスであり、その前後を商品力と中古車価値の二つで挟み込みたいと考えています。4つを磨き込み、獲得するには一つひとつそれぞれに時間と手間が掛かります。4つが高いレベルでバランス良く整った状態になることで四拍子によるシナジー(相乗)効果を発揮することができます。このため、たとえ他のメーカーが一つひとつを達成できたとしても、四拍子には簡単に追随できないと考えています。

実現のための戦略を教えてください。

次の9つの戦略に取り組んでまいります。

  1. 市場ポジションアップ
  2. 商品力強化
  3. グローバル&フレキシブルものづくりへの取り組み
  4. 感動品質・感動サービスの提供
  5. ライフサイクル価値の向上
  6. ソリューションビジネスへの取り組み
  7. 収益力・資産効率のレベルアップ
  8. 成長基盤の確立
  9. グループ&グローバル経営基盤の強化

3年後の数値目標は?

3年後の数値目標は?
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2019年度に、売上高2,400億円(日本向け960億円・海外向け1,440億円)、海外売上高比率60%、営業利益360億円、たな卸資産回転率4.8回転、ROA(総資産営業利益率)13%を目指します。
 また、長期的な成長を目指すべく、長期目標に向けた中間目標として2022年度に売上高3,000億円(日本1,000億円、海外2,000億円)、営業利益500億円の数値目標を設定しました。

※数値目標の前提:為替レート110円/ドル・120円/ユーロ

最終年度の2019年に創業100周年を迎えますね?

会社設立は1948年8月24日ですが、創業者 多田野益雄が溶接業を立ち上げるべく高松から北海道旭川へ旅立った1919年8月29日を創業の日と定めております。
  当時は、海外において溶接技術が普及・発展し始めた時期で、日本にも導入され始めた頃でした。創業者は、溶接の青い火花に魅了され、世の中のお役に立つことを確信し、北海道の地で事業化に踏み切ったものです。

「タダノグループ中期経営計画(17-19)」(2017年4月28日発表)

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