社長メッセージ
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
タダノグループは、「中期経営計画(24-26)」の最終年度を迎え、成長戦略を加速させております。
中期経営計画の柱の一つである「新たな領域への挑戦」として、この二年間で3件のM&Aを計画より前倒しで実施いたしました。これにより、今後の飛躍に向けた製品ラインナップと事業基盤を確実なものとすることができました。
2026年度は、「変革」と「成長」を実現するための極めて重要な一年となります。「現状維持は最後の選択肢」という強い覚悟を持ち、以下の重点施策にグループ一丸となって取り組んでまいります。

まず、最優先課題である欧州事業再建の深化です。欧州の生産体制の再構築および一部欧州生産機種の日本移管が完了しました。今後はグループの総力を結集したコスト構造の抜本的改善を推進し、欧州事業の早期黒字化とキャッシュフローの改善を実現します。
そして、M&Aで拡充した製品ラインナップで、車両搭載型クレーン・高所作業車の世界展開を加速させるとともに、海洋分野や造船向け大型クレーンなど、新たな成長機会への進出を本格化させます。事業規模拡大のメリットを最大限に活かし、共同開発・共同購買によるコスト競争力強化も推進してまいります。
また、世界中どの製品でも一貫したタダノ品質を実現することを追求するとともに、ROIC経営を浸透させ、投資に対する確実なリターンを生み出す収益体質へと変革することで、グループ経営基盤の盤石化に注力してまいります。
私たちタダノグループは、持続的な成長に向けた「資本コストや株価を意識した経営」と「サステナビリティ課題への対応」を両立し、全てのステークホルダーの期待に応え、企業価値を最大化することで、「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指します。
今後とも格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2026年3月
株式会社 タダノ 代表取締役社長・CEO
氏家 俊明