クッキー(Cookie)の使用について

本サイト(www.tadano.co.jp)は、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、Webサイトにおける個人情報の取り扱いについてをご覧ください。

検索

ニュース

2018/09/18

国内最大ラフテレーンクレーン「CREVO1000 G4」発売のお知らせ

当社はこのたび、国内最大のラフテレーンクレーン(注1) 「CREVO1000 G4」(注2)を発売しますので、その概要をお知らせします。
(注1) ラフテレーンクレーン(Rough Terrain Crane)とは?
一つの運転席で、走行とクレーンの操作が行える自走式クレーン。狭隘地での機動性に優れ、コンパクトさと小回り性を活かし、都市型工事において最も活躍しているクレーンの一つです。
(注2) CREVO(クレヴォ)とは?
CRANE(クレーン) + EVOLUTION(進化)からなる造語です。CREVO G4(クレヴォジーフォー)は、2016年10月のCREVO700 G4とCREVO250 G4の発売を皮切りに、2017年3月にCREVO160 G4、2017年12月 CREVOmini G4、そして今回のCREVO1000 G4は、シリーズ5モデル目の発売となります。

1.製品名
CREVO1000 G4[型式:GR-1000N]

2.性能
最大吊り上げ荷重 100t

3.開発コンセプト
当社のコアバリュー「安全・品質・効率」を具現化すべく、研究開発を進めてきた各種新機能をラフテレーンクレーンに集約し、時代を切り開く「Generation 4(G4)」として結実させました。
さらに今回、公道走行可能な国内最大のラフテレーンクレーン開発にあたり、これまでオ-ルテレーンクレーンや、海外の大型モデルで培った機構を搭載し、また走行時においても先進のサポート機能で、安全性を高めています。

4.主な特長
①国内最大の新鋭ラフテレーンクレーン誕生
国内最大の公道走行可能な100t吊りラフテレーンクレーンを開発。
これまで当社ラフテレーンクレーンでは70t吊りが最大でしたが、それを大きく凌駕する、最大吊上荷重:100t、最大地上揚程:48.7m(ブーム)/66.3m(ジブ)、そして最大作業半径:44.0m(ブーム)/56.0m(ジブ)を実現しました。しかもキャリヤは、70tクラスのコンパクトサイズです。
これほどの高揚程や広範囲の作業領域を実現したのは、国内向ラフテレーンクレーンでは初採用となる「シングル伸縮シリンダ(注1)」や「Smart Chart(注2)」、そして自力着脱式のカウンタウェイトによるもので、クレーン性能を最大に引き出す先進の技術が搭載されています。
(注1)内蔵された1本の油圧シリンダがブーム内でスライドし、各段をブーム固定ピンで連結しながら、順次送り出していく、伸縮システムです。
(注2)アウトリガが全張出状態においても、さらに性能を引き出す機構で、クレーンの能力を最大限引き出すことができます。

②ラフテレーンクレーン初のセットアップラジコン [CREVO G4シリーズの共通特長]
周囲の状況を確認しながら、安全で効率的に作業準備や格納作業が行える「セットアップラジコン」を新採用(注)。手元のラジコン操作で、アルミ敷板4枚の設置・格納、アウトリガのスライド、ジャッキの設置・格納、ジブの装着・格納を行えます。
(注)セットアップラジコンで可能なクレーン操作はアルミ敷板の設置・格納、アウトリガの張出・格納、ジブの装着・格納のみで、クレーン作業には使用出来ません。

③キャビンを新開発 [CREVO G4シリーズの共通特長]
キャビンのデザインと装備類を一新し、作業効率・操作性・視認性などが、大幅に向上。
新採用の大型マルチファンクションディスプレイは、10.4インチカラー・タッチパネルに、クレーンの作業情報や、各種操作設定の機能を集約し、作業効率を高めました。さらに感圧式タッチパネルの採用により、手袋をした状態でも操作可能です。
また操作レバーに電気式操作システムを採用。これまでにないフィット感のある操作性を実現しました。旋回・ブーム起伏・ジブチルトの操作速度をそれぞれ5段階に設定可能で、オペレータのフィーリングに合わせた操作が可能になりました。またインパネの形状や高さ、ガラス面の角度を改善し、運転席からの視認性を向上させました。

④タダノビューシステム(注)が安全走行をアシスト [CREVO G4シリーズの共通特長]
クレーン業界では国内初の俯瞰映像表示装置「ワイドサイトビュー」を搭載。クレーンを上から見たような映像を大型カラーディスプレイに表示し、周囲の状況把握や安全確認をサポートします。また、クレーン業界では世界初となる人物検知警報装置「ヒューマンアラートシステム」は、運転席からは確認しづらい車両左側面の歩行者や、自転車などに乗った人物を検知し、ブザーでお知らせします。
(注)タダノビューシステムは様々な機能によって、運転者の安全な走行をアシストする運転支援システムですが、悪天候下や夜間等、外部環境によって十分機能しないケースも考えられます。

⑤環境への配慮 [CREVO G4シリーズの共通特長]
環境に配慮した「燃料消費モニタ(注1)」や「エコ・モード(注2)」機能を搭載。CO2排出の削減や、燃料消費量の改善、低騒音作業など、作業効率と環境に配慮した操作をサポートします。
またディーゼル特殊自動車2014年排出ガス規制にも適合エンジンを搭載し、さらに低騒音型建設機械指定も取得しています。
(注1)クレーンの作業時や走行時の燃料消費情報を常時表示する機能です。
(注2)エンジン最高回転数の制限により燃料消費量を削減する機能です。

⑥テレマティクスWeb情報サービス 「HELLO‐NET」 を装備 [CREVO G4シリーズの共通特長]
携帯・衛星通信によるクレーンの稼働状況の掌握と、GPSによる位置情報確認、さらに保守管理のための情報をウェブサイトでサポートします。使用されている製品の情報をお客様と共有し、一歩進んだサポート・サービスをご提供します。

⑦スマートフォン対応アプリ「HELLO-DATA LINK」 [本製品より初採用]
無線LANでクレーン本体と携帯端末を接続し、クレーン操作情報、インジケータ情報、エラーコードなどリアルタイムの情報を、キャビンの外で確認することが可能です。アフターサービスの効率化に大きく貢献します。

5.主要諸元

クレーン諸元 GR-1000N
最大吊り上げ荷重 100t×1.6m(Smart Chart1前方)
75t×2.0m(標準性能)
5.0t(シングルトップ)
最大地上揚程 ブーム 48.7m
ジブ 66.3m
最大作業半径 ブーム 44.0m(Smart Chart1,カウンタウエイト付)
38.0m(標準性能,カウンタウエイト無)
ジブ 56.0m(Smart Chart1,カウンタウエイト付)
44.0m(標準性能,カウンタウエイト無)
ブーム長さ 10.2m ~ 48.0m
ジブ長さ 8.4m ~ 17.7m(フルオートジブ)
キャリヤ諸元 GR-1000N
エンジン名称 カミンズQSL9-4B
エンジン最大出力 283kW {385PS} / 1,900min-1{rpm}
エンジン最大トルク 1,627Nm {166kgf-m} / 1,500min-1{rpm}
全長 13,240mm
全幅 2,780mm
全高 3,750mm
車両総重量 41,295kg

6.標準仕様価格
1億1千万円[税別](装備等により異なります)

7.販売見込台数
年間180台

8.発売日
2018年9月19日(水)

GR-1000N
GR-1000N

[添付資料]主要諸元・外観図

以上

News Archives