7月21日は「海の日」ですが、当社は海の豊かさを守る観点で水資源の保全にも取り組んでいます。今回は先月実施した「ビーチクリーン活動」についてご紹介します。
当社は香川県内に6か所の工場・試験場がありますが、ほとんどが瀬戸内海に面していること、また製品の一部を船便で輸送していることから、私たちの事業活動と海洋環境は切っても切り離せない関係にあると考え、水資源・海洋保全に努めています。
SDGsゴール14「海の豊かさを守ろう」への貢献を目的に、2021年度より実施しているビーチクリーン活動は、社員の環境意識を高める機会として定着してきました。海岸清掃を通して、ごみの量・種類や海へ流れ着く経路について関心を持ち、「まずは知ること、学ぶこと」から行動を始めるという姿勢を大切にしています。
2025年度は、6月8日(日)に香川県さぬき市津田の北原海岸にてビーチクリーン活動を実施しました。タダノ労働組合との連携に加え、一般社団法人かがわガイド協会様のご協力のもと、社員とその家族計61名が参加。天候が不安定な中ではありましたが、海岸に流れ着いたごみを収集し、ICC(国際海岸クリーンアップ)データシートを用いてごみの種類や数量を記録・報告しました。 また、清掃活動後には海ごみの歴史や環境への悪影響を学ぶ海ごみ講座が開催され、社員の環境問題への理解を深める機会となりました。
活動後には、各自が持参した容器や箸を使って食事を楽しむ「里海ランチ」を開催。美味しい料理を味わいながら、ごみ削減の意識と環境に配慮した行動の重要性を参加者全員で再認識するひとときとなりました。
このほかにも、タダノグループでは製品の塗装には有機溶剤を使用しているため、環境負荷低減を目的に日本の各工場では湿式塗装ブースを使用。排水を公共水域に放出しない管理を原則としています。また、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法など関連法規を順守し、従業員の安全・健康管理についても労働安全衛生法に則って対策を講じています。雨水に関しても、油分などが流出するリスクに対応するため、油水分離層の設置や定期点検など、きめ細かな排水管理を実施しています。
今後もビーチクリーン活動を継続し、事業活動と環境保全の両立を目指して、地域社会との連携のもと持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
一般社団法人かがわガイド協会様のHPはこちらから。