当社は、社員が自然と触れ合い学ぶ機会を設けています。今回は10月に実施した「まなびの森づくりイベント」について紹介します。
10月11日（土）、香川県さぬき市多和地区の森林で2025年度のタダノまなびの森づくりイベントを開催しました。本イベントは、香川県の「フォレストマッチング制度」を利用し、さぬき市から森林公園の一部をお借りして実施しているものです。
イベントには参加者18人が集まり、過去に植えた木のうち根付かずに枯れてしまった木6本を植え替えることから始まりました。参加者は苗木の成長を見据え、十分な深さと広さの穴を掘って新しい苗木を植えました。地面が固い箇所では苦労しながらも、丁寧に作業を進める姿が印象的でした。
続いて、今回が初めてとなる遊歩道の整備を実施しました。歩行の妨げとなっていた木の枝を参加者が手分けして取り除きました。鎌やのこぎりを使って枝を切り落としたことで、道はすっきりと整い、歩きやすい状態になりました。今回は遊歩道の一部のみの整備となりましたが、今後も引き続き整備を実施し、ウォーキングイベントなどにも活用できるようにしていく予定です。
休憩をはさんで、後半はいきものコレクションアプリ「Biome（バイオーム）」を使用した森のいきもの探しを実施しました。スマートフォンでいきものを撮影するとAIが名前を判定してくれるもので、参加者は夢中でいきものを探し撮影していました。AI判定した情報はワークシートに記録し集計を行いました。その結果を基に香川県庁職員の方にまなびの森の豊かな生態系を解説していただき、森のいきものに対する理解がより深まりました。また、収集した情報は集計し、図鑑形式にて社内で共有していく予定です。
約2時間のイベントでしたが、盛りだくさんの内容でした。参加者からは「作業後の様子を見て達成感を得られた」「森のいきもの探しは子ども向けだと思っていたが、大人も楽しめた」といった感想が寄せられ、自然と触れ合い関心を高める良い機会になったようでした。
タダノは今後も社員と自然の接点が増えるイベントを積極的に開催していき、環境に配慮した経営に向けて社員一人一人の環境意識を高めていきます。
