クッキー(Cookie)の使用について

本サイト(www.tadano.co.jp)は、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、Webサイトにおける個人情報の取り扱いについてをご覧ください。

検索

Vol.24 後悔について

1998/12/01

今月の質問者:高木 啓行さん(人事部)~子供のスポ少の玉拾いをやっております。先日バッティングピッチャーをやらされ、ストライクは入らない、デッドボール多発で、ちっともバッティング練習にならず不評でした。おまけに肩はいたくなり足はパンパン。運動不足を痛感している今日このごろです。

vol_24_img1.gif名誉相談役、やって後悔するのと、やらずに後悔するのとではどちらを選ばれますか?


多田野名誉相談役・・・11/16、今年も人事院の要請で「人の上に立つ要件」と題して講演。かれこれ10年程続けているが、やはりリピートオーダーはうれしい。

photo06.jpg

質問がシンプルで、しかも核心をついているので、わたしもズバリ答えます。

「あの時よせばよかったのにやってしまったから、こんなまずいことになってしまった。」とか、「あの時やっておけば、もっといい結果が得られたのに、どうしてやらなかったのか。」と後悔する経験はだれしもあると思います。

結論から言いますと、私はあなたの言われている、そのどちらも選びません。あなたの言うどちらにも、「事後」に後悔が来ますが、私は逆のことを考えています。即ち、事前に、決して後悔しないと自分に約束してからでないと、やるか、やらないかを決めることはありません。

ですから、一旦決めたことは、たとえどんな結果になろうとも決して後悔することはありません。全て自分が決めて、自ら招いた結果だから、良い結果も、悪い結果もすべて受け容れます。特に良くない結果の場合、自分にとって必要だがら与えられたのだと受け取り、これを自分の成長の糧にすべきと考えています。

つまり、失敗することは成功する為の必要条件であり、逆境は人間の成長進歩に無くてはならない天からの恵みであります。また、後悔することのない人生を得ようとするならば、充実した悔いのない一日の積み重ねによってしか得られません。

航海日誌