当社で生産しているクレーン、その部品の8割が購買先様からの購入部品です。私の主な業務は「発注先選定」と「納期管理」です。新規部品の発注先選定時には、開発部門が要求する仕様を自身で理解し、購買先様に依頼します。購買先様に見積依頼をするのと同時に、構成部品別、使用用途別、原材料費等さまざまな切り口から適正価格を検討します。単に低価格だけを追求するのではなく安定した品質で、継続的に調達できるかも含めて総合的に判断しなければいけません。そのためには幅広い専門知識が必要とされ、毎日が勉強の連続です。
もう一つ大切な業務は「納期管理」です。例えば、ラフテレーンクレーンは約3万点の部品で構成されており、たった一つの小さな部品でも納期が遅れると最悪の場合、工場全体が止まり重大な損失となります。一方で、納品が早すぎるのも問題となります。納品場所のスペースには限りがあり、効率の良いものづくりには、生産に必要なタイミングで納品することです。組立作業者にとって作りやすい環境にするためにも、事前管理と綿密なチェックが不可欠です。必要なものを必要な時に、必要な数量を生産ラインに滞りなく供給するのも購買部門の仕事です。
国内でも海外でも通用する、
購買のプロフェッショナルになりたい。
購買第二部
S.M.
海洋工学部 流通情報工学科 卒業 2014年入社 香川県出身
志望動機
幼少の頃から戦史が好きで、日本が敗戦した理由の一つである「物流」に興味を持ち始めた私は、大学では物流を専攻しました。就職活動では、材料の調達から製品づくり、お客様に届けるまでを一貫して行えるメーカーを中心に会社説明会へ参加していました。なかでも、作業中のクレーン車は遠くからでもすぐ分かる圧倒的な存在感と、「なにが建つのだろう」という好奇心が掻き立てられる魅力、そして街づくりに貢献しているという実感ができるので当社を志望しました。また、採用担当者の方や面接時の先輩社員の方とざっくばらんにお話できたことも、決め手の一つでした。
仕事内容
部品の性能を見極め、生産ラインへ安定供給していく仕事。
仕事のやりがい
収益に直結するコストダウンを実現できたとき。
購買先様との交渉には、相反する2通りの交渉があります。ひとつは購入品のさらなるコストダウンと、もうひとつはコストアップを抑制する交渉です。要求する機能を満足しつつ可能な限り安価で調達できるよう、購買先様と日々、知恵を出しあっています。しかし、時にはコストアップ要請もあります。事前に原材料価格の市場動向や、為替、先方との取引経緯を踏まえ、購買先様の意見にも耳を傾け、着地点を見出していきます。重要なのは、相手の立場を尊重し「Win-Winの関係」を築くことです。そして、両社が納得できる形で成立したときは達成感と充実感が味わえることも購買部門の特権です。
将来、タダノで実現したいこと
海外メーカーとも対等に交渉していける人財に。
今はまだ先輩に教えてもらうことが多く、交渉にも同席いただいている状況ですが、将来は「購買のプロフェッショナル」になるのが目標です。ただ単に部品を価格比較して選定するなら簡単ですが、その部品の良し悪しを見抜けないのでは意味がありません。また、建設用クレーンの部品は特殊な材料や専用部品が多いので、当社が求めている高い品質基準を保ち、変化する生産状況の中でも柔軟に部品供給をしていける会社かどうかなど総合的に判断できるようになりたいです。また、国内のみならず海外の部品メーカーとも交渉できるよう、必要なスキルを身につけ競合するクレーンメーカーとの差別化につながるものづくりに貢献していきたいです。
1日の過し方
- 8:20
- ラジオ体操、全体朝礼。
- 午前
- 納品状況の確認、メールチェック。水曜日は納品最適化プロジェクト、木曜日は朝会に参加。
- 午後
- 来客対応、部品メーカーへの見積依頼、価格査定などの業務を進めます。
- 夕方
- 定期的に開催される購買部門内講習会に参加します。
休日の過し方
私の実家が讃岐うどん屋なので、特に予定がない日はお店の手伝いをしています。うどんの玉(出来たてのうどんを適量に計る作業)をしたり、袋詰めをしています。基本的には外出することが好きなので、子供の頃に気付かなかった香川県の綺麗な景色を探しにドライブすることが多いです。県内には瀬戸内海や緩やかな曲線美の山々など、絵になる景色がたくさんあります。私のお勧めスポットは仁尾町のサンビーチ。夕焼けに染まる砂浜がとても綺麗なんですよ!
社員紹介一覧
採用に関するお問い合わせ先
人事部(採用担当)
メールにてお問い合わせの場合は
フォームにてお問い合わせの場合は